MAKERS UNIVERSITY1期生が「費用・休学・倍率など」メイカーズの疑問に答えてみた
「MAKERS UNIVERSITYって何だろう?」
「学校ってことは、学費がかかるの?」
「倍率どれくらい?大学休学しないといけないのかな・・・」
SNSなどでシェアされている、MAKERS UNIVERSITY。
気になってもいても実態がわからず、応募しようか迷っている方も多いのではないでしょうか?
こんにちは。
MAKERS UNIVERSITY1期生の月間550万PVの神社お寺の投稿サイト「ホトカミ」を運営する株式会社DO THE SAMURAI代表取締役の吉田 亮です。
(後述するゼミのひとつクロコムでは、講師も勤めていました。)
※会社は、現在8期目です。
僕は2015年東京大学6年生の25才のときにMAKERS UNIVERSITY1期生に応募し、参加しました。
※読みは、MAKERS UNIVERSITY(メイカーズユニバーシティ)。
いつも「メイカーズ」って呼んでいるので、以下「メイカーズ」で統一します。
間違いなくメイカーズに参加したお陰で、
いま、人生に迷いなく、僕の全エネルギーを事業に注ぎ込むことができる日々を送っています。(神社やお寺のために、1,000年後の人々にも感謝されるような事業に取り組んでいます。)
詳しくは、ブログ「一般人の僕が神社お寺の事業を始めた理由」で紹介。
メイカーズには、本当に感謝しています。
そして、メイカーズは卒業のないコミュニティです。
そんなメイカーズの未だ見ぬ仲間に向けて、この記事を書きました。
最後に「僕がメイカーズに参加した理由」や、「参加して一番良かったこと」も紹介します。
メイカーズのことを知ってもらえると思うので、ぜひ、最後まで読んでください。
■日本文化が好きなインターン生も募集中
■質問があれば!
また、記事を読んで分からないことがあれば、僕のツイッターかFacebookを通じて質問いただければ、何でも答えます!
エントリーしたい方は、以下のURLからどうぞ。
2023年11月11日22時が9期生の応募〆切です↓
興味がある方は、まずプレエントリーして、申し込みの準備をしましょう!
それでは、メイカーズの紹介していきましょう。
メイカーズとは?
まず、そもそもメイカーズとは、何なのでしょうか?
ホームページには、以下のように書かれています。
世界をおもしろくしてきたのは、どんな人だろう。
世界を驚かせてきたのは、どんな人だろう。
一握りの天才か。生まれながらの大富豪か。
いや、それは、きっと特別な人じゃない。
誰も見たことのないモノ、誰も想像したことのない世界、
それを強く信じ、諦めず一歩ずつ形にしてきた、
きっと僕らと同じ普通の人のはずだ。MAKE WONDER.
さあ、 この惑星に、まだないワクワクを創ろう。
自由な発想と、根拠のない自信。はじめは、それで構わない。
何度失敗しても、それでも前に進む信念。それだけあればいい。
そのための武器となる、学びと挑戦の場を我々は全力で提供します。
全校生徒、革命児。次世代のイノベーターを育成する学校
「MAKERS UNIVERSITY」第4期、始動します。
公式ホームページより 引用
「なんかすごそう」「学校らしい」「自信と発想があれば、それだけで良いらしい」ということがわかりますが、抽象的ですよね。
もう少し具体的にメイカーズの特徴をみていきましょう。
3つの特徴があります。
1、実践をベースとしたカリキュラム
とにかく実践!やってみることを大切にします。
机の上で学ぶのではなく、各々が現場で、現実と向き合い、
その結果、めっちゃレベルアップします。
やってみて、どう感じたか?とかも大切にします。
だから、実践が大事なので「人の話聞くのマジ無理、眠い」という人でも大丈夫です。
2、先輩起業家が生涯のメンターに
僕の場合は、インターネット領域のゼミでピクスタの古俣さんと、起業特別ゼミで黒越さんにお世話になっています。
本当に本当に、生涯のメンター。人生の大先輩です。
お二人と出会うことができなかったら間違いなく、今とは違う人生を歩んでいました。
3、最高の仲間と共に
メイカーズに参加するまでは「仲間とか、別にいらなくね?」って、正直思っていました。
「自分は自分で頑張るし!」って思っていました。
けど、メイカーズで得た一番大きな財産は、仲間です。
別に一緒に仕事をするわけでは、全くないのですが、
それぞれの業界で、新しいことに取り組んでいる同世代の仲間は本当に心から素敵だなって思えるし、励ましあえるし、生涯の仲間だと思います。
また、「上場目指して会社を大きくするんだ!」ってタイプの人よりも、
各々の信念やビジョンを追求する人の方が多いので、売上とかで比較するのではなく、信念に沿って、生きてるか?迷ってるか?とか、そういう軸で語り合えるのは、本当に尊いです。
メイカーズのカリキュラム
メイカーズの雰囲気をなんとなく知ってもらえたところで、
次にもう少し具体的に、「メイカーズって、なにやるの?」ということを紹介します。
1. 事前カリキュラム
まず、2月に事前カリキュラムがあります。
みんなで東京に集まり、めっちゃ合宿します。
とりあえず、出会った仲間と仲良くなりましょう!
(僕は当時、ツンツンしてたので、事前カリキュラムであまり仲良くなれなかった・・・どうせ仲良くなるので、もっと早くから仲良くなっておけば良かった。)
2. 実践準備期間
3月の1ヶ月かけて、4月から8ヶ月間の実践期間をどう取り組むのか考え、準備します。
具体的には、実践パターンを決めます。
起業するだけでなく、新規事業リーダー、期間限定社長、起業家の右腕など、その人にあった実践方法を決めます。
また、所属を希望するゼミへの志願書提出し、面接します。
3. イノベーション実践
とにかく、毎日頑張ります。
でも、辛くなって、どうして良いか分からなくなったときは、仲間に相談しましょう。音信不通が一番良くないです。でも、誰とも連絡取りたくなくなるくらい、ヘコむこともあるかもしれません。
ゼミは毎月あります。何もうまくいってなくても、とりあえず行きましょう。きっと大丈夫です。
むしろ、うまくいってない時期がある人の方が、その後の変化(進化)も大きいはずです。
僕の場合はそれまでの仕事を全部やめて、3ヶ月間引きこもってひたすら、「人生をかけたいと思える事業とは何だろうか?」と考え続けました。
4. DEMODAY
11月にひとつの区切りとなるDEMODAY(デモデイ)があります。
デモデイってなんだろう?と思うかもしれません。
簡単に言うと、めっちゃ人が集まるイベントです。
数年前のDEMODAYの様子は記事になっているので、読んでみてください。
drive.media
以下、記事の引用です。
「1年前、僕は侍でした」。そんな印象的な言葉と、立派な着物で現れた吉田くん。幼いころ、ドラマ「利家とまつ」で歴史が好きになり、前田利家の子孫の城跡という理由だけで東京大学に入学したくらいだったそう。4年前まではバンドマンとして武道館を目指していたけれど、幕末の本に書いてあった「志という字は、侍の心と書いて志と読む。志というのは、世のため人のために何かをするのだ」という一文に感銘を受け、人の役に立ちたいと思うように。そこから、「一人ひとりが、日本の文化・歴史に誇りを持ち、発信できる外交官に」という想いで、歴史ツアー・イベント・インバウンドを行う個人事業を始めました。MUに参加したのは、この事業を個人から会社の事業にするためだったと語ります。
「実現したい未来があるのに、うまくいかずフラストレーションが溜まっていました。日本の文化が好きで、一緒に働きたいという新卒の子と出会っても、そんなに仕事がない。そもそも、このペースで目の前の仕事をこなしていても、ビジョンの実現にはほど遠い。それは、やっていたことが個人事業の延長線上だったからです。だから、これまでの仕事を一度すべてやめました。2か月で500個以上の方法・アイディアを考え、ようやく、これだ!という方向性と覚悟を決め、神社・お寺版食べログのようなサービス「ホトカミ」を始めました。
コンビニは全国に5万件。その3倍の15万件が、全国のお寺と神社の総数です。しかし、10年後、そのうちの3万件が消滅してしまいます。それと共に、その地域の文化や歴史も失われてしまいます。原因は家単位の収入が減っているから。いま必要とされているのは、個人との繋がりです。しかし、WEBページを持っているのは全体のわずか5%の2000件程度。情報を掲載していても、内容の理解が難しかったりもします。そこで、皆さんにホトカミを通して簡単にご利益や歴史などの魅力を知ってもらい、なんとなくではなく楽しみながらおまいりを体験してもらいます。そうすることで、『じゃあ今度は座禅をやってみようかな』などと、独自のアクティビティーに興味をもってもらえるのではないかと思っています。いま、14万件ほどの情報を集めてリリース準備中です。ただの神社やお寺のデータベースではなく、未来の神社・お寺のあり方をつくっていきたいと思っています」
メンターの古俣さんは、こう語ります。
「吉田くんは壮大なビジョンがあって、現状の1+1=2 の活動だけでいいのかと、良し悪しではなく、彼のビジョンを実現するためにどうすればいいのかと突き詰めて話し合いました。インターネットを使えば、1+1=2ではなく、10,100,1000と世の中に大きな価値を生み出していけるかもしれないですが、これは非常にイバラの道でもあります。インターネットサービスはNo.1しか残りませんし、5年10年生き残るかわからない。そういった努力が必要だと葛藤があったのですが、最終的には100年残る事業がやりたいということで、このモデルになりました。ある意味では僕も一緒に考えてつくったモデルですので、責任を持って立ち上がるまで支援したいなと思っています」
ーーーー引用ここまでーーーー
久しぶりにこの記事を読みましたが、驚くほどブレずにこのとき話したことを実現しようと日々、生きています。
DEMODAY当時はまだ準備段階だった、神社お寺のお参りの記録投稿サイト「ホトカミ」は、おかげさまで月間550万ページビューくらいには成長してます。(2023年9月現在)
※日本文化や歴史好きなインターン、エンジニア、デザイナー、ライターも募集しています。
【採用情報まとめ】株式会社DO THE SAMURAI | ホトカミ - 神社お寺の投稿サイト運営 - DO THE SAMURAI BLOG
1. 事前カリキュラム
2. 実践準備期間
3. イノベーション実践
4. DEMODAY
ここまで、上記の4つに分けて
「メイカーズって何やるのか」紹介してきました。
ちなみにメイカーズの最新情報は、以下のTwitterやFacebookの公式アカウントからもチェックできます。
Twitter
MAKERS UNIVERSITY (@MAKERS_U) | Twitter
https://www.facebook.com/MAKERSUNIVERSITY/
次に、「学費はかかるの?」「休学しなきゃいけないの?」など、
応募にあたり、気になる疑問について答えていきます。
メイカーズに関する疑問
費用ってかかるの?
結論から、言います。
「費用は、一切かかりません!」
参加費用(学費)は一切かかりません。選抜されたメンバーは120万程度の学費が全額無償となるスカラーシップ生(奨学生)として、全てのカリキュラムに無償で参加することが出来ます。この資金はETIC.及び次世代のイノベーターが育まれることに貢献したいと考える先輩経営者の寄付により成り立っています。
本当に、有難いです。
休学する必要あるの?
「休学する必要はありません!」
僕は基本的に、休学をオススメしません。
なぜなら、休学して、やりたいことが見つかって、うまくいきはじめてしまったら、どんどん楽しくなり、忙しくなり、復学できなくなってしまうからです。
もし休学するのであれば、
・卒業が見込めるレベルで単位が取れている
・休学期間は親から一切支援してもらわず、自分でお金の工面ができる
・単位が取れていない場合は、退学するつもりで休学する
それなりの覚悟や準備が必要だと思います。
※ちなみに僕は東大を7年かけて卒業しました。卒論を残して復学できない身体になってしまい、3年間も休学してしまいました。4年生を4回やりました。卒業して良かったです。
倍率は?
倍率は公表されていないので、わかりません。
倍率なんか気にせず、応募して想いの丈をぶつけてみましょう。
倍率なんか気にするよりも、
「自分がやりたいことは何か?」「自分がやりたいことができてるか?」など、もっと気にすべきことはたくさんあるはずです。
面接の心構えは?
特にありません。
遠隔の方は、ビデオ通話などで面接することになります。
当たり前のことですが、時間に余裕を持って、時間を守るようにしましょう。
「どんなことがやりたいのか?」
「メイカーズにどんなことを期待しているのか?」
「何が好きなのか?」など、聞かれそうな質問にはなんて答えようか、準備をしておきましょう。(これはあくまでも一例です。)
エントリーしたい方は、以下のURLからどうぞ。
2023年11月22日が9期生の応募〆切です↓
興味がある方は、まずプレエントリーして、申し込みの準備をしましょう!
なぜ、僕はメイカーズに応募したのか?
最後に、僕はなぜメイカーズに応募したのか?お話しして終わりとします。
メイカーズを主催するNPO法人ETIC.さんとの出会いも2014年まで遡ります。
2014年に東大アントレプレナー道場という東大生向けの講座で出会い、
2015年前半はTOKYO STARTUP GATEWAYという東京都とETIC.さん主催のビジコンでセミファイナリストになり、ただビジネスがしたいわけじゃないんだけどなぁと模索していた頃、同時期にETIC.さんと孫 泰蔵さん(ソフトバンクの孫正義さんの弟さん)主催の社会起業家支援プログラムにも採択していただき、 ETIC.さんには本当にお世話になり続けていました。
そのおかげで2013年から「日本の文化や歴史を現代に生かし、未来にも受け継いでいきたい」と、毎月神社ツアーをやったり、タイムスリップ戦国時代という歴史イベントを開催したり、イスラム教徒向けに日本文化PRを行ったり、個人事業主として、いろんなことをやっていて、「好きなことで生きていく」ことができていたし、側から見ると順調そうでした。
しかし、2015年当時、東京大学6年生だった僕は、個人事業主の限界も感じ始めていました。
少なくとも死なずに生きていくことはできるけど、個人でやれることにも限界はあるなと感じながら、試行錯誤していた時期でした。
そんなときにメイカーズに誘っていただき、
正直、何やるのかよくわかっていなかったのですが、ETIC.さんが主催だから間違いない!なんか面白そう!「個人事業主から会社の事業にする修行がしたい!」と思って、応募しました。
結果、人生の師と呼べる古俣さんと黒越さん、
大好きな仲間たちと出会い、人生をかけて取り組みたい事業と出会い、
今に至ります。
ここまで読んだ、応募しようか迷ってる方は、ギリギリでもぜひ応募してください。
きっと良い出会いがあると思います。
ご武運を!
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①岐阜からミュージシャン目指して上京、東大入学、プロのサムライを経て「ホトカミ」を始めるまでを綴りました↓
②月間550万ページビューの神社お寺のお参りの記録投稿サイト「ホトカミ」や訪日観光客向け多言語お参りガイドを運営している株式会社DO THE SAMURAIでは、エンジニア、デザイナー、ライター、インターン募集しています。
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